休息のGW

今年は仕事が一段落してからGWを迎えたので何も心配することなく精神的に落ち着いた状態での連休だった。
友達と予定を合わすこともなく、なんとなく休息・安らぎをテーマにしたような連休。
温泉に2回も行き、表面張力で遊んでみたり、ミストサウナでは良い匂いが充満していてくしゃみがとまらなかったり露天風呂のお湯の表面に浮かぶものが虫なのか葉っぱなのか気になったりという感じで結構長い時間ぼーっと過ごした。


宮川くんと吉祥寺に繰り出した。母の日にあげるスカーフを選んだり、5周年を迎えたというキチムでお茶したり、ハーモニカ横丁のあるお店に入って料理がおいしかったり。昼間から日本酒のんだり。相変わらず人はたくさんいて、地元民からするとそんなに多くの人が吉祥寺に訪れる理由がわからないが、ここ数年人がとても多くて歩きづらいなと思う。

あとは学校の課題。
製図の課題と住宅を選んでプレゼンシートつくるとか。住宅はバラガンのバラガン邸にすることにした。
絶対誰かとかぶると思う。というか好きな住宅選ぶ課題で建築家が何人かに絞られてしまっているのは少し疑問だ。自分で選びたい。リストにあるのはいわゆる巨匠と呼ばれる人達である。その中から選ばなくてはならない。コルヴィジェとかミースとかライトとかアアルトとかね。日本人だと忠雄さん以外は全員近代を支えてきた建築家たち。成し遂げたことが多く学ぶ事も多い、のインターナショナルをつくりあげてきた先人たちである。
その中で私はルイスバラガンを選ぶことにした。モダニズムとメキシコの地域主義を織り交ぜ、色と光の魔術師と呼ばれている。建物的にはヒラルディ邸の方が気になるが、バラガンの自邸というのは本人が一番良いと思う空間・建築なのだと思うとそっちを選びたいと思った。壁の塗装も一度縫ってから自然光を当ててみて何度も塗りなおしたらしい。その色味・空間を私は写真でしか見たことがない。そしてその色味は日本人の私に流れる血のルーツではないので風土性やアシエンダを感じ取ることはできない。それも良いと思うポイントである。国が違う私にはわからない。メキシコの歴史や文化を本で読んだだけではわかりえないその土地でしかできないこと。
家を何度も直す・修正したというその作業、それには住宅のあり方としてとても敬うべきであり本来そういうものであるのだと思う。
ただ家をつくっただけで完了じゃない。使う・補う・足す・引くが必要なのだ。その行為を繰り返したバラガン邸は選び、調べる必要がある。
うー。明日から会社だ。まだ社会に適合できている気がしないー。

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