3つ敷地を選んで発表。9月27日


プレゼンした3つのテーマ
・品川新駅
・品川 食肉センター
・モバイルマンション


品川新駅
品川にできる新しい駅。品川のポテンシャルが高いことから新しい都市のあり方、また羽田空港13分でのアクセスで海外や国内地方都市から羽田空港の利用者にとって玄関口、交通結節点・「東京の南の玄関口」として重要な役割を担う。
羽田空港の利用者にとっての海外の観光客にとっての ゲートとなるため「TOKYO」が国際都市として 国際競争力の維持、発展に貢献できるビジネス空間と 文化空間・居住空間を持ち合わせていなければならない。
海側を中心に未利用地・低利用地があり、開発の余地がある ・アジアヘッドクオーター地区としての指定 ※アジア地域における業務統括拠点、研究開発拠点のこと。
品川駅・田町駅周辺の界隈は埋め建てられた人工島が連なる。京浜運河、高浜運河、竹芝運河、芝浦運河、 新芝浦運河、天王洲運河が縦横に走り巨大な倉庫街のある 品川埠頭で東京湾に接している。線路西側の高輪の台地は 江戸時代からの寺町であり泉岳寺、東禅寺など緑も多い。 もともと水と緑に恵まれた地域。
それらの特徴を踏まえ「自然環境の良い街」「水と緑の街」 と位置付けられる。
新しい都心としての役割
未開発な土地が多く、これからの未来に向けて 多くの土地が新しいビジネス・文化・居住の 空間の開発として利用できることで 今までにない新しい都内の南側都心の地点として 発展が期待できる。
三位一体都市モデルを駅に作る
居住空間
ビジネス空間
文化空間



品川新駅を設計に関しての講評
活性化する部分が駅で良いのか。最近の傾向として駅がどんどん便利になっている。
人々が駅か、または駅周辺で完結する生活を送る傾向にある中で、さらに駅を活性化する方向に持っていってしまう可能性がある提案に対して、良い提案になるのかどうか。
・車両基地に新しい都市の拠点を作る、都市、または品川に必要なものの骨格をしっかり強いものを形成する必要性。
・卒業設計としては古い学生の提案のようなマッチョな設計になる可能性。巨大プロジェクト。
・隈研吾が設計する駅に対して、また新しい提案をするというのがあまり良いことではない。というか面白くないかもしれない。


品川 食肉センター
上記の1個目と同じく品川駅周辺にある中央卸市場食肉センターについて。
わたし達が普段生活していて、目をそらしている部分。また、隠されている部分。
豚や牛を殺し、食肉として食べられるようにする役割を担っている建物、人が完全パッキングされた表層だけではそのような用途を持っている建物とはわからない構造。
ネガティブな要素として考えられがちな都市のポイントをどうにかポジティブな存在へと変える手がかりとしたい。


品川 食肉センター設計に関しての講評


この提案を聞いて最初に思い出すのがMVRDVのPIGCITY。
アイディア段階の提案だが、都市の中にある農場としてのビルディングタイプの提案。
解決の方法として、このような提案になるのではないか。
アジアの市場の中国の夜市なんかは屠殺と販売マーケットが混ざっている。
品川の土地の特性を生かして、現在の敷地から移動させるというのもアリ。
特性を活かすというのは、運河を利用する、倉庫などが多くあることから物流の観点を踏まえても良い。また一箇所にまとまってなくても複数マーケットが存在するというのでも良い。食文化としての受け入れ方。
パリ セーヌ川の船所有者(高所得者)はセーヌ川での居住権が認められている。
水上に浮かんでいる、パリを一望できる神聖なる場所に居住権を認めれるという面白さ。
オランダ アムステルダム 水との関係が深い。
品川という土地は運河や人工島が多く存在しているが、水をうまく利用できているかといえばそのような印象がない。水際にウォーキングスペースなどはあるが水が汚い。
古い寺町があったり緑などが多くある(古い部分)、埋め立てが行われている(新しい部分)の歴史をもっと細かく調べて、その土地の地霊(ゲニウスロキ)を感じ取る必要がある。


モバイルマンション
何もかも携帯する時代。新しい住まい方で住まいすらも携帯する。
新しい可動式マンションを設計する。


モバイルマンション設計に関しての講評
品川あたりの話とくっつけることもできるかも。
モバイル建築はなんとなく湾岸にある、海ぎわにある印象。
他の二つのテーマと融合して考えるのもあり。


このような内容だった。
とりあえず品川周辺をもう一度、古地図などを漁りながら歴史をもっと把握していくことが優先事項かな。あと屠殺が世界各国でどのように行われていて食文化に対しての考え方などを改めて認識必要があるかなと思った。
次は1ヶ月後発表。そのことも考えつつ、国際コンペのための案も考えよう。

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