4月21日

会社を辞めてこの生活にも慣れてきた。
取り巻く環境というのは本当に重要であると大半の人が思うことであろう。
そして自分もその点に関しては疑わない。だからその環境を自分なりに調整していく、カスタマイズしていくというのは当たり前に必要な行為であると思う。


少し前に学校の先生から事務所を手伝いにこないかという話があった。
2-3月の2ヵ月間、会社終わりに手伝いに行っていた事務所だ。
勿論行きたい。勉強になるし、自分の担当物件がどのように建ち上がるかと見たいというのは本当に思う。
が、建築士の勉強を独学で行い、学校の課題もある。週2回の勤め先も実は決まっている。とても大きな組織設計事務所だ。あと、授業に講演に来ていた建築家のところで少しお手伝いしてみたいという気持ちもある。
色々考えると厳しい。辞退すると先週お伝えさせていただいたが、週に1回でもよいのでと再度打診があった。来週明けに返事をしなければいけない。すべて受けていたら体が足りない。
ただでさえ無理にスケジュールを組む習性があることを自覚しているので、ここで流されるわけにはいかない。が。先生とはこれからも週に1回顔を合わせるといった点で少し苦い顔合わせになりそうだ。大した能力もないのにお話を頂くのはとても有難いこと。


今学校の課題では「都市の空隙」を探し出し、そこに30㎡の居住装置+機能を設計するという課題が出ている。
空隙を自力で探し出す。土地勘のある、三鷹、吉祥寺、新宿、渋谷などを歩く。
都市の中で空白となっている部分、機能が備わっていない場所というのは
ビルとビルの谷間、隙間や高架下やスクラップ&ビルドによる都市の移り変わりで偶然できてしまった空白、空き地、駐車場等を大まかにいう。
そういう少し日陰で見えにくいところを重点的に見てあるくと、路上生活者が多くいるように思う。街を歩いていて普段意識しないところをむしろ自分の住む場所として路上生活者は目を光らせている。私はわりと注意深く観察しながら歩いているつもりであるが、
やはり視点そのものを変えて歩くということはしなかったように思う。その重要性に気づけた。


2級建築士の勉強がなかなかはかどらない。週に100問を解く、習得することを目標としているが、そのペースも難しい。4月も中旬が過ぎ、時間が足りない。配分や効率を考えなければ。

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